ペット供養 納骨ネットBLOG

各自治体のペット火葬・納骨の状況について

Newsミント取材風景

先日、泰聖寺Webサイトでもお知らせ致しましたが、MBS毎日放送『Newsミント』の「真相R」にて、泰聖寺が運営する『てんのうじペット霊園』が紹介されました。

【特集】ペットの遺骨はどこに!?手を合わせていた場所に納められておらず…困惑する飼い主たち

この取材の後、当霊園代表(泰聖寺住職)は他の自治体のペット火葬の対応や納骨先とその開示状況につきまして、インターネットをはじめ大阪府下については現場まで向かうなど確認を進めております。

現在、特に現場での確認につきましては主要な市町村での確認にとどまっていますが、今回は主に皆様が目にできるネット上での開示状況・表記を中心に、現時点での所見につきまして代表よりお伝えいたします。

【泰聖寺住職の意見】

私が把握している大阪府下の動物火葬情報ですが、大阪市の場合は、ホームページ上に「動物の死体は動物専門の委託業者に引き渡し、委託先で合同焼却処理をしています。高温で処理するため、灰となって骨はほとんど残りません。わずかに残った灰は委託業者から埋め立て地に運ばれます。埋葬・ご供養を希望の場合は、民間の動物霊園等にご依頼ください」と記載されています。

堺市の場合は、動物指導センターに慰霊碑はありますが、遺骨は大阪湾の埋め立て地に運ばれます。箕面市は一体につき1000円で返骨可能、返骨しない場合は大阪湾の埋め立て地に運ばれます。 茨木市は5000円で返骨可能です。動物慰霊碑には遺骨はありません。収骨しないお骨の行先は不明です。高槻市は、約一万円で返骨も可能。

以上のように、各市行政によって料金や対応は違いますが、ホームページ上に説明書きがあります。河内長野市は「愛玩動物の処分」和泉市は「死獣処理」、八尾市東大阪市は「死体の処理」の記載が、どうしても物扱い(産廃ゴミ処分と同様)で説明不足を感じますし、堺市や茨木市では掲載ページが「ごみ」に分類されているのも、非常に配慮が足りないのだと感じます。 各市いずれも、動物(ペット)に対する考え方は、法的に産廃ゴミ扱いになっており、受け持つ部署は環境課なので仕方ありませんが、「ペットも家族の一員」と云う時代の流れの中で、火葬の実施方法、火葬後の説明書きを大阪市や箕面市くらいあっても良いかなと思います。

ペットも一緒に暮らした家族の一員であり、泰聖寺は人も動物も同じように「命の供養」をしているので、先日判明した河内長野市の対応には、不信感と憤りを感じますし、行政としての説明責任を果たして欲しいです。慰霊碑には、遺骨がアルナシの論点も重要ですが、そこにペットが眠っていると信じて参拝してきた方に対して、何年の何月から何月迄は、何処の委託業者が業務を行っていたか、千葉や静岡の寺院に本当に納骨されているのか、知る権利が市民にはあると思います。

ペットの死を通して供養心を育み、いつか必ず死を迎える自分の人生を見つめ直すのも、お墓参りの意味でありますので、安心して皆がお参りできる環境を作る為に、これからも寺院僧侶の役目を認識し、修行精進していきます。

合掌



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